カレー

種類

一口にカレーといっても、そこに当てはまる料理はとても多いです。いろんなカレーを食べてみたいなと思い立ったとして、どこまでが自分の守備範囲になるのか、その奥深さ、底の知れなさにすぐに迷子になりました。自分の中に地図を持つべく、カレーの種類と分類方法について学んでみます。

地域・文化による分類(いちばん基本)

インド系カレー

「インドカレー」だけでも多岐に渡るので更なる細かい分類が必要なようです。特徴としてはスパイスを“組み立てる”料理という考え方があるようです。

北インドカレー

バター・生クリーム・ナッツ使用

例:バターチキン、コルマ

南インドカレー

ココナッツ・タマリンド・酸味

例:サンバル、ラッサム

ベンガル地方

魚介+マスタードオイル

家庭のカレー(ダール)

豆ベース、毎日の主食

日本のカレー

小麦粉+油脂でとろみがついていて、甘みがあり、ご飯に合う。日本米っていう特殊な食材がカレーの在り方にも影響を与えていそうです。戦後の洋食化拡大に合わせて広まり、国民食にまでなった背景があります。

例:カレーライス、カツカレー

タイカレー

ペースト+ココナッツミルクで作ります。初めて家で作った時は思った以上の量のココナッツミルクを投入することに戸惑いましたが、量は正義でした。ハーブが強めです。特徴としては、辛さ・香り・甘みの三位一体が挙げられます。

例:グリーンカレー、レッドカレー、マッサマン

イギリス系カレー

植民地時代のインド由来ですが、独自の進化を遂げました。

例:チキンティッカマサラ

使うスパイス・ペーストによる分類

スパイスカレー

クミン、コリアンダーなどを個別に使用して作ります。日本ではスパイスを揃えるのにそんなに苦労しないと思います。100均でもスパイスが取り扱われているのをみたとき、隔世の感がありましたね。日本の「スパイスカレー」ブームも納得です。多分、スパイスの小瓶がキッチンに並ぶのを見てうっとりしちゃう人もいるんじゃないでしょうか?油少なめでさらっと作れます。

カレーペースト系

タイ・インド南部では下処理済みの香味ペースト使用してカレーを作ります。家でグリーンカレーを作る時は油でペーストをいくらか炒めてから、ココナッツミルクを投入していますが、他がどうなのか経験値がまだ少ないのでペーストの扱いについては勉強が必要そうです。

ルウカレー

日本・欧風はルウを使うことが多いと思います。私が子供のときは、それが一番メジャーっていうか選択肢があんまりなかった気がします。(それかレトルトカレーか)基本的に市販ルウが味を決めるので、銘柄で味を選びます。ルウの前段階として粉のカレー(カレー粉)があり、油脂や小麦粉と固めるとルウになるようです。

とろみ・質感による分類

分類特徴
とろとろ日本・欧風
さらさら南インド、スパイスカレー
スープ状スープカレー(北海道)

主材料による分類

  • 肉系:チキン、マトン、ポーク、ビーフ
  • 魚介系:フィッシュカレー、シーフード
  • 豆・野菜系:ダール、ベジカレー
  • 内臓系:キーマ、モツカレー

年齢を重ねて気づいたことがあって、私はどうもダルカレー(豆のカレー)が好きなようです。豆にも種類があるようですが、自分で処理できないので、お店でみかけたらチェックするという感じです。

食べ方・提供形式による分類

  • ご飯にかける:日本式
  • ナン・チャパティ:北インド
  • ライス+複数カレー:南インド(ミールス)
  • 混ぜながら食べる:スリランカ

日本独自の派生分類

  • 欧風カレー
  • 家庭カレー
  • スパイスカレー
  • スープカレー
  • ご当地カレー(横須賀、金沢、海軍カレー)

まとめ:カレーは「定義できない料理」のようです。「カレー=香辛料料理の総称」くらいのざっくりした認識で今後もつきあっていきたいです。明確な正解や境界を求めたら、多分誰かと揉めるだけですね。文化・歴史・家庭といろんな要素が複雑に絡むオモシロ料理ですね。